上尾市大谷本郷760番台 大谷本郷自冶会館南 |
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別名、本郷のほたる観音といわれる。 かつては、境内にほたるが乱舞していたのだろうか? 今は民有となり、観音堂の隣りに大谷本郷自冶会館が建っている。 天王寺、火の見櫓、スベリ台、ジャングルジムがあり、観音堂の前には、市指定保存樹木の比翼桧葉がある。 この木は、糸桧葉とも呼ばれ、椹の園芸品種で、桧に良く似ている。細い枝が長く垂れ下がり、姿が美しいので観賞用として庭木に用いられる。 本尊の十一面観音は、高さ1尺9寸8分の一刀彫立像で、行基の作といわれている。 明治21(1888)年、柏座の日乗院に合寺され、敷地が小学校に使われた。 観音堂横に「大谷小学校開校跡地」と書かれた碑が立っている。 その後、現在地に間口3間、奥行3間の堂宇を建立。 さらに、昭和48年、観世音菩薩、阿弥陀如来ほか仏像を復元修理し、堂宇も建立した。 宮殿裏の象鼻上の枡形組木は、5百〜6百年前のものであり、また、飾ってある石塔の一部は泉光寺の境内にあったもので、明徳4(1393)年のものだという。 由緒ある寺も今は無住となり、昔の面影はないが、大谷の観音堂として、地元の人々が持ち回りできちんと管理している。 観音巡礼 山田計司著より 2009年5月4日参拝 【御詠歌】 悟れただ生まれいでたる本郷は 余所にはあらじ阿字のふるさと |
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