さいたま市桜区西堀2-6-17
氷川神社の鳥居を出て参道の坂道に立つと、むかい側に大きな寺院の屋根がみえる。これが医王寺で、先ほど来た道に出て、坂をおりた方がよい。 このお寺の入口は神社と同じように南をむいている。入口の左は幼稚園になっていて、お寺の経営のようだ。
このお寺の右手に小山があり、この上に大日如来のお堂が建てられている。 雹除大日として有名で、文部大臣より、昭和24年重要美術品として認定され、平安時代の作といわれる。
正面の本堂には不動尊がまつられているが、百不動扁額は中にも外にもなく、ここの奥さんにきいてみたが、百不動のことはご存知ない様子であった。 本堂左手には六十五番法性寺の銅鐘がある。この鐘に武州足立郡与野領西堀村日輪山光幡院宝性寺十一いる。
その手前に石造物が大小まとめられており、その中の大きな石碑には、足立八十八、二十世法印とあり、さらに撞座が四個あること、乳に上に梵字を刻していること、 戦時供出を受けなかったこと等の説明が鐘の前に建てられている。
大日如来のお堂の下の方は、200坪ほどの墓地になって四番医王寺、天明八(1789)年等とよめるが、 不動尊に関係のあるものをみつけることはできなかった。(高島英一著より)

2009年9月10日参拝

御詠歌   あしやらそん めくませたまひ西堀の 薬にいゆる よの衆生かな

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