川口市芝5222
芝小学校東側隣接して慈星院はある。
さいたま市中尾吉祥寺の末寺で、寺領は7石を賜っていました。
開山は慈覚大師と伝えられています。慈覚大師はわが宗山門派の祖、円仁の諡号です。
天台宗を開いた最澄に師事し、承和5年(838)入唐し、9年間、同地で天台教学、密教等を修学し、帰国した。
江戸時代前期の寛永年間(1624〜44)に、火災により、旧記などを焼失、寺歴の詳しいことは分からないようです。
江戸後期の文化年間(1804〜18)に、亮応師が本堂を再建したと伝える。
本尊虚空蔵菩薩は慈覚大師作座像で一尺二寸。別に霊堂があり、延命地蔵菩薩二尺五寸を安置。
元禄年間創立の不動堂には、二尺五寸の大聖不動明王を安置し、節分護摩を修行している。
虚空蔵菩薩は、大空のごとく広大無辺の福徳と智徳を蔵して、衆生の諸願を成就させる菩薩といわれる。
地域にあって、人々を慈悲深く見守り、厚い信仰を受けてきたのである。
境内の東側、不動尊堂の脇にあり、本寺院最古の木である。カヤの雌木、根本から幹の内部を通って、上まで突き抜けている空洞がある。
木の大きさは、目通り4.1m、根回り7.8m、樹高18.0m、枝張りは東方7.7m、西方7.7m、南方4.7m、北方7.7mである。
裸子植物、イチイ科に属し、本州北部から九州南部までの山地に自生する常緑の高木である。雌雄異株。花は春咲き、その年の秋結実する。
雌花は長楕円形で葉の脇につき、雌花は卵形で枝の先につく。種子は厚い仮種皮に包まれているので、果実の様に見えるが裸子植物である。
長さは2〜3cm、幅1〜2cmの楕円体状となる。この仮種皮は初め緑色であるが、熟すと紫褐色に変わって裂ける。
種皮は赤褐色で、木質で硬く、両端がとがり、表面には浅く縦によじれた溝がある。
種子は薬用、またはあぶって食用としたり、しぼって油を採ったりする。
庭園樹として植えられ、材は水湿に耐える性質が強いので、桶材や土木用材として、また質が緻密なので碁盤や将棋盤として賞用されている。
カヤには種種の変種があり、その変異点によってハダカガヤ、ツナギガヤ、コツブガヤ等の名で呼ばれ、天然記念物に指定されているものも多い。
北足立八十八ヶ所観音霊場81番札所
足立百不動尊83番札所
慈星院より

2009年6月27日参拝

御詠歌不明

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