伊奈町小室5026
志久駅北西・国際学院高校東北東
周辺は、樹々に囲まれて静かだが、畑を隔てて東北新幹線が通っており、時々、フルスピードで通過する音だけ静寂を破る。
山門を入ると、左側は栗林、右手奥に本堂がある。
保元元(1156)年三河の国の川原次郎が、後白河法皇の院宣を奉じ、八丁四方に七堂伽藍を建立したのが創立だという。
大願伊奈備前守、大森信濃守が保護し、以後伊奈筑後守、酒井雅楽の息女殿幻宮妙夢大禅尼が草創、永源4世幻宝伊達大和尚が開山という。
享保18(1733)年中興7世済州鑑應大和尚が伽藍を新にしたが、昭和2年、本堂を焼失、29世大興洞門大和尚の代に小室元宿に一時移転した。
30世禅眼博明大和尚の代に、本堂、諸堂を整えて、再び現在地に移転した。
現在の本堂は、間口8間、鉄筋の豪華な作りで、ひときわ高い屋根が周囲を見渡すかのように聳えている。
観音巡礼  山田計司著より

2009年5月4日参拝

【御詠歌】 小室山待つ福いの寺ぞ賑む 居なりに照らす観世音なり

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