北本市深井4丁目55
17号南沿・北小学校東南脇
国道17号に面しているので、ひっきりなしに車の騒音が聞こえる。
国道に平行してまっすぐに伸びる参道を進み、屋根も、塀も新しくなった。
立派な山門をくぐると、正面が間口12間の堂々たる本堂である。
5寸7分の十一面観音もこの本堂に祀られている。運慶の作と伝わる秘仏である。
左手が墓地、右手には、見上げるような大きさの庫禅新築記念碑(昭和26年)聖観音像を祀った本堂改修、客殿新築記念碑、(昭和46年)鐘楼、経蔵と続き、その奥にある池からは絶えず水音が聞こえてくる。
本堂の近くに、昭和54年に市指定文化財に指定された板石塔婆がある。
建長3(1251)年の銘があり、市内第4位の長さがある。
健冶2(1276)年の大型の板石塔婆は完全な形で残されている数少ないもので、現在県立博物館にある。「諸行無常、是生滅法、生滅滅巳、寂滅為楽」と、涅槃経に基づくこの偈が刻まれているのは、市内唯一だという。
なお、境内の落成記念碑に「鐘楼堂、大正4年、経蔵、大正14年、本堂、昭和9年」と記されている。
「新編武蔵風土記稿」によると、京都智積院の末寺で、古くは、持明院といったが、天正年間(1573〜92年)御朱印十石の寺領を附せられた頃から、今の院号に改めたとある。 開山は、文明年間(1469〜87年)に亡くなった圓俊で、その後、深井六郎次郎景孝が中興した。
観音巡礼 山田計司著より

2009年4月29日参拝

【御詠歌】 繰るからに長き寿命を汲み添えん 深井の水のあらん限りは

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