鴻巣市宮地3−3−69 中央化学東 |
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国道17号線から、中央化学の角を入ると静かな住宅街になる。 その中の、工場や駐車場に囲まれて、深井と書かれた表札を残す空家が一軒ある。それが唯一の名残りである。 庭にある石碑、板碑も草に埋もれ、家の壁も崩れて荒れ果てている。 かつてはここに、大きな松と、立派な山門があったが、昭和20年代後半に撤去されたという。 深井一族は、源平の戦いの折、親子4人で上州(群馬県)からやってきて、その長男だか次男だかが寿命院(第13番)を建てたという。 上杉景虎の末裔なので、名前に景の字を用いているとか。 深井家のご主人は、交通事故で亡くなり、以後、空家となり、現在は春日部にいる弟さんが管理しているそうだが、観音像の行方はわからなくなってしまった。 山門だけは、行田市の町田晶洋宅に移され、昔の面影を残している。 観音巡礼 山田計司著より 2009年4月29日参拝 【御詠歌】 あら尊と神の宿りの宮地にて 長き闇路を照らしぬるかな |
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