川口市朝日1-4-33
源性寺をでてから、市役所の前を通り、バス通りを南下する。昔の街道(日光お成り道)の面影をのこす道を行くと、1キロほどで122号線にでる。 この道路は広く、車のためにはよいが、歩く側には車のすごい騒音と排気ガスに悩まされる。歩く人には、ひどい環境である。
源性寺を出てから丁度3キロくらいの長い道中だが、右の常緑樹の下に、赤い扉の小さいお堂がある。中をのぞくと不動尊がみえる。 脇に薬林寺入口とかいてあり、この小堂の100mほど奥に形のよい屋根を持つお堂がみえる。 これが岡野薬師堂で、右手に本堂、その前の左側には、広い墓地がひろがっている。本堂の前横に、赤い塗料のお堂があり、観世音菩薩をまつる。
その右に青銅製の屋根をもつ石造りの不動尊がまつられている、ご住職にきいたところ、この石の不動尊が三十三番の不動尊で、 扁額は風雨にさらされるのでしまってあるとのことだった。入口の不動尊と薬師堂の中にも不動尊があり合計三体がこの薬林寺にあるとのことだった。
また、昔はこのあたり一体を樋ノ爪といったのだが、いまではこの名をとどめるのは、鳩ヶ谷から赤羽へのバス停に樋ノ爪という名が残るだけになっているようだ。(高島英一著より)

2009年9月7日参拝

御詠歌   ものゝふの てなれのこまの樋ノ爪を みかく薬の 林寺かな

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送