さいたま市桜区南元宿1-13
光明寺を出て、大宮バイパスを渡る。バイパスにくらべて粗末な歩道橋をわたって、ガードレールはついていても、歩道とは名ばかりのひどい道がつづく。 やがて浦和市の西消防署に出る。このまえを右に入ると元宿花蔵寺がある。
ここまで500mほどの距離である。奥に墓地があり、その手前に10坪ほどの平屋建に五十五番不動明王がまつられている。 昭和46年に榎本寅蔵という人が発起人で、191万円を集めて、この建物を建てたらしく、寄付者の人名が板に書かれて建物の横にかかげられている。
入口には、ミカゲ石で、1.5mほどの高さの五十五番不動尊と彫られた柱があるが、これは、以前は、道路の入口にあったものらしい。扁額は中にも外にもみえない。 角塔婆が軒下に保存してあるのがみえるが年代はみえない。前回の昭和56年のものであろうか。
ところが現在これを管理する中村圭治氏にきくと、前記榎本氏も亡くなり、氏が引き継いでいるが、花蔵寺はその昔、氏の家の脇にあったが、大正時代に村の要望で、 現在のところに墓ごと移されたものなのだそうだ。氏の屋敷は消防署からさらに先へ100mほど行った左側にあり、元の寺跡は住宅となっている。(高島英一著より)

2009年9月10日参拝

御詠歌   あしやらそん たゝせたまふそ元の宿 はるのさかりの 花の蔵寺

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