川口市芝下3−35−2
芝下町会会館
芝高木の信号を右に行く。少し行くと左に墓地が見える。さほど広くないが、中央あたりに古くなって、今にも倒れてしまいそうなお堂がある。 地元の人は、ここを阿弥陀堂といっているが、この十字路の左に芝下町会会館がある。大行院から5分ほどで歩けるところである。
この建物の前に三基の1mほどの高さの高さの石造物があり、中に、 不動尊を浮き彫りにした享和3(1804)年のものがあり、ここに昔不動堂があった面影を残している。 墓石はこの他にみえないが、ここが芝下不動堂のあったところである。この会館の中に不動尊がまつられている。
木造の50センチほどの立像で、春秋には祭りを行なうという。 たまたまご開帳の折に、ここで地元の古老の話をきくことができた。
それによると昭和のはじめ頃は、ここにカヤ葺きの、二間間口の不動堂があって、無縁仏の墓石もいくつかあったが、処分に困って土中に埋めてあるそうだ。 その当時の鰐口や太鼓などは、この会館の物置にしまってあるとのことだった。
太平洋戦争の折には、この不動堂に戦勝祈願して、蕨駅までここから行列をつくって歩いていったという。 (高島英一著より)

2009年8月23日参拝

御詠歌   ほんのうを のりのみ索につなきつゝ この芝むらを 動かしの山

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