川口市前川４-３０-１３
観福寺
明達院を出て、来た道を戻り、境橋から少し行って、上青木３丁目の一つ先の道を右へ入る。
この道は芝川の流れにそってつくられたような道で、住宅街を行くと、前川２丁目の信号をすぎたあたりから、左へゆるやかなカーブをえがいていく。 明達院から３５分ほどで、左に低い土塀にかこまれた寺がみえてくる。
ここは観福寺で、９４番観了坊はこの中にある。観福寺とは、観了坊の観と、次の９５番万福寺の福の一字ずつをとってつけられたもので、 門を入ると、右に赤く塗られたお堂と、その左に本堂のように見える建物がある。
９４番観了坊は、右の赤いお堂の方で、軒下には観音堂の扁額がかかっている。
堂内には、正面の大きな宮殿に観世音菩薩、その左に、不動尊立像が、厨子に納められている。
この観音堂の前の本堂には、９５番万福寺の不動尊が厨子に納められ、その前に金色の大日如来が鎮座している。
この観福寺の境内はひろく天候のよい時は、ここをいこいの場所として、訪れる人が絶えない。（高島英一著より）

２００９年９月２０日参拝

御詠歌　　　ほんのうの　かけをうつせる前川に　なかれを観つゝ　了れひとひと
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