川口市南町2丁目6番8号
環状線通り南町交差点東側、仲町小学校南側に吉祥院はある。
珍珠山・多聞寺・吉祥院、1470年(文明2年)には、すでに荒川(旧入間川)の清域に堂宇が建立されていました。
それ以来、末寺十一カ寺を有し、鎮守には八幡社が勧請されています。
この川沿いの寺へやって来たのが、現在の本町・錫杖寺を中興した宥鎮和尚でした。
現在のご本尊を勧請するなど、境内を整備して、中興開山となり、錫杖寺の末寺となりました。
1656年(明暦2年)に荒川の大氾濫により、吉祥院の堂宇すべてが濁流に押し流されましたが、仏縁のなせる業か、ご本尊は河口から発見されました。
その後も、水害や消失の憂き目にしばしば遭遇しながらも、その度に、檀信徒の篤い信援に支えられて再興し、現在地へ移転されました。
この再建時に提外へ移された八幡社は、昭和49年に氷川社を合祀して、現在の横曽根神社となっています。
吉祥院伝来の「秀寛遺状四十九箇条」には、仏の教え(仏法)と檀信徒の加護を得る道が説かれています。
こうした精神が、歴代の住職に脈々と受け継がれたので、過酷な運命からの復興が成ったと思われます。
現在も、年間を通じて、さまざまな行事を催し、縁深い檀信徒や地域住民の皆さんが、寺を訪れる機会をつくっています。
北足立八十八ヶ所観音霊場68番札所
吉祥院より

2009年7月18日参拝

御詠歌不明

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送