さいたま市浦和区本太2−23−5
現在は無住のようだ、札所一覧には瑞岸寺とあるが、境内の掲示物を見るとすべて延命寺名義である。R463が拡幅されて、「増土石材」を入る。
2009年の開帳は辞退している。ちなみに、延命寺は道路を越えて直線で330mほどのところにある寺。
木造正観音坐像 一躯
本像は本太観音堂の本尊である。総高65.7cm、膝張り31.1cmで、菩薩形。印は禅定印で蓮台上に結跏趺座し、法衣の裾は台座正面に長く垂れる。
寄木造り、玉眼。南北朝時代の製作と考えられるが、光背等は江戸時代後補と考えられる。また台座は、他の像のものを転用したものと思われる。
この種の像は、南北朝から室町時代にかけて、鎌倉を中心に関東地方で多く製作された後期唐風彫刻の一典型例であり、この地における禅宗文化の一端を知る資料として注目されている。
本像は、頭部がやや小さく、胴長であり、像底のけずり上げがないなど、異例のところもあるが、写実味の利いた端正な描写、整った衣文表現、合理的な木寄せ、熟成された技法等、見るべきところが多く、この時代の法衣垂下像の美作と言える。
瑞岸寺(延命寺)  通称「本太観音堂」
足立観音霊場の3番札所 
本尊 正観世音菩薩
浦和市教育委員会より

2009年5月18日参拝

【御詠歌】 うへてみよ とみをかやまの ふじがえも はなのうてなは むらさきのくも

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