千葉県館山市那古1125
補陀洛(観音浄土)では海を臨み鳥のさえずりが聴こえると言い伝えられ、ここはまさにその環境にある。
「除夜の鐘」をここで聴くのも良い。行基菩薩の開基の真言宗智山派のお寺であるが、慈覚大師もここで修業し、1200年頃秀円上人が真言密教の道場とした。
鎌倉時代に石橋山の合戦に敗れた源頼朝がこの地に逃れ再興を期した。
「南総里見八犬伝」の里見氏とも関係深い。現在、平成の大改修で観音堂(宝暦16年(1703)再建された)の美しい姿と境内の配置が見られないのは残念だ。
裏山には展望台と遊歩道があり、市指定の自然林に囲まれ”補陀洛”の世界を体験できる。
(那古寺より)

2004年11月22日参拝

【御詠歌】 補陀洛は よそにあらじ 那古の寺 岸うつ波を 見るにつけても       

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