さいたま市大宮区北袋町2-379
大宮の観音寺跡から参道を、来た道を戻る。与野駅入口に入る手前に、浦和市の標識が上の方に見える。ここを左に折れて4mほどのせまい道を東の方へ進む。
この辺は空き地が多いが、800mほど入ると左の道路の先にお墓がみえる。ここが吉祥寺末の景元寺である。
入口に昭和43年に建立の百不動十一番の石碑がある。この寺には市指定の天然記念物のシイの大木が二本あり、樹齢450年という。 どっしりとしたこの木は、お寺を静かに見守っているかのようである。
ここの魔王さんの話では、お不動様は青不動で秘仏になっており、十二年に一度のご開帳の時しか拝むことはできない。
昭和8年発酉一月改のご詠歌集がここにあるとのことだった。扁額はお寺の中にあり、風雨にさらされずにいるので新しい。 何年か前に手入れしたのだそうだ。お寺の前の参道の敷石に鉄製の板が置いてある。これは角塔婆を建てるための穴が下にあり、その蓋である。
ご開帳の折には、そこから不動尊の手もとに善の網を通し、信者はそれを伝ってお詣りをするのだと、魔王さんの説明だった。
ご開帳の折には、五色の善の網が、角塔婆から不動尊の手へ結ばれていた。五色の網は、青、黄、赤、白、黒、といい、
仏教の教えからきていると魔王さんに教えて頂いた。この五色は、よくお寺でみかけるが、旗もあるし、のぼりもある。天幕にように使用しているのもみかける。
これは、仏教徒の仏の道を歩む旗印の色で、黒を樺色にしているところもある。
(高島英一著より)

2009年8月26日参拝

御詠歌   かけにもと のりのひかりを たつねつゝ たひゆくひとも 北袋とそ

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送