さいたま市緑区馬場1-3-2
三室宿組不動堂から、北宿通りに戻る。これを横切り、スイミング・センターの見える小道に入る。すぐ左側に、石造りの成田山と書かれた。小さなお堂がある。
この先に、三室宿組不動堂が、昔あったという住宅があり、さらにその隣に、墓地がある。昔は寺があったと思わせる広さの、墓地である。
この少し先に十字路がある。右にスイミング・センターの見えるこの角を、左に折れる。
せまい道だが、いかにも旧道という感じで、舗装ははされているが、 くねくねと続く。
やがて住宅街に出るが、右手に広い墓地が見えてくる。前方には浦和市立病院の奥に、市が新しく建てた老人福祉施設が見える。
墓地には道が一本通っており、その一方にお堂が建てられているが、広い墓地の中には本堂はない。しかし、ここが東漸寺跡である。15番から10分ほどで歩ける。
このお堂の正面の上に30センチほどの鰐口がかかっている。これは市指定の文化財で、応永21年(1414)年と刻まれており、 寺としては、天正19(1591)年三室村検地帳に、その名があるという古い寺である。と市教育委員会の説明がある。
16番札所の、大聖不動尊の扁額も軒下にかかっているのが見える。
このあたりは、見沼用水西べりの、すぐ上の丘陵地帯になっていて、昔は、畑や田んぼの広がる眺めのよい丘陵地帯だったが、現在は道路も整備され、 新しい住宅が、見渡す限りの奥まで広がりを見せているのには驚かされる。(高島英一著より)

2009年8月26日参拝

御詠歌   ありかたや めくみはさらに東より 漸のほるなる ひかりとゝもに

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