さいたま市緑区東浦和5-18-9
18番芝原不動堂から、広い道路を南下する。この道は途中で東浦和駅前まで直線で結ぶ工事をしており、右に折れて、昔人の歩いた赤山街道に出る。
広い道ではないが、墓地が点在し、歴史を秘めた街道である。やがて浦和越谷線に出るが、そのまま南下する。
この赤山街道は区画整理で、分断されているのでわかりにくい。
東浦和駅方面に向かい、やがて見える送電線の鉄塔を目安に行く。この鉄塔の下を左に入ると、右手に清泰寺が見える。
脇には六地蔵があり、それから続く参道は整備されてみどりの金属製の塀にかこまれている。ここまで18番から約2キロの距離である。
この清泰寺は平安時代初期に、慈覚大師仁によって開かれたもので、武田信玄の皇女、見性院の墓がある。庚申塔が垣根のように、351基も並んでいるのが珍しい。
本堂には十一面観音が正面に、不動尊はその左にまつられている。扁額は外にも中にもみえないが、不動尊の前に19番札所と書いてあるのがみえる。
この清泰寺は、埼玉県が作った、ふるさと歩道のコースに入っており、東浦和駅から、清泰寺を通り、大崎公園、氷川女体社、浦和市立博物館まで、 16キロの道のりで、春や秋のシーズンには、リュックを背負ったハイカーが大勢訪れる。(高島英一著より)

2009年9月3日参拝

御詠歌   和田のあか あけくれくみてしつかみも 清く泰けく あふけこの寺

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