川口市東川口1-10-15
一本木町会会館
23番から来た道を、一本坂下まで戻る。駅のほうに向かい一本目の道を右に入る。
上り坂になっていて、上には送電線が走る。登りきって右を見ると火の見やぐらが見える。
この奥に諏訪神社の神殿があり、その手前左に一本木町会会館がある。延寿院をこの付近で聞いて回っているうちに、星野さん(10-8)という人に合うことが出来た。
氏によると延寿院は火災にあって無くなってしまったが、不動尊は一本木町会会館の中にあるとのことだった。
氏のご案内で不動尊を見せて頂いたが、70センチほどの立派な木造の立像であった。扁額も二十四番大聖不動尊と書かれ、同じく建物の中にあった。
ここから延寿院のあったところは、神社のまえの旧道を南の方へ、150mほど行って、この道路の下をJR武蔵野線が走っているのだが、 その手前の十字路を右にまがると墓がすぐみえる。
区画整理で道路によって分断されてしまったが、新旧のお墓が静かにひろがっている。
この墓地には等身大の青銅の不動尊立像が建てられており、身代わり不動と名づけられている。
うしろにまわってみると武蔵野線建設の際建立されたようで、昭和60年とあった。
この右側に六地蔵がならんでいるが、その裏に、古い墓石がまとめられており、往年の住職の墓もある。
22番西光院の佐藤住職のお話でも、ここが延寿院の跡で、明治初年に時の流れで廃寺になったが、昔は、神社よりお寺の方が立派なものであった、とのことであった。
(高島英一著より)

2009年9月3日参拝

御詠歌   たれもかも この一本の木のもとに 延る寿は ちよによろつ代

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