一乗院から先ほどのバス通りへ出る。すぐ前に斜めに入る道があり、50mほど入った右側に小さなお堂がある。これが内谷西蔵寺跡である。
地図にも載っていないこの場所は、永い間、探してわからなかったところで、一乗院鬼頭住職に教えて頂いた。
敷地は15坪ほどしかなく、お堂も一間四方の小さなもので、墓はみあたらない。明治のはじめ一乗院に引き取られたものであろう。
堂の内をのぞくと小さな宮殿があり、この中に不動尊が秘仏としてまつられている。扁額もその上部に四十七番と確認できた。(高島英一著より)
2009年9月7日参拝
御詠歌 つみといふ つみをうちやのつるきなは 西に蔵る み寺なりけり
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