さいたま市中央区鈴谷8-4
鈴谷大堂
円乗院を出て商店街を南下する。まもなくバイパスへの道と、別れ道になるが、ここに古いお堂があり、庚申堂と説明がある。 いかにも旧道らしい趣きをただよわせるお堂である。その先に西中学校があり、その校庭を通りすぎて、次の通りを左へ入り、坂をおりていくと、 突き当たりに新幹線の高架が見え、その手前にお墓とお堂が見える。ここが鈴谷明王院である。ここまで円乗院から1キロ少しの道のりである。
明王院は明治6年に廃寺になっており、現在は鈴谷大堂と、なぜか名を変えている。この敷地は500坪ほどあろうか、以前は中の見えないお堂であったが、 平成4年12月に改築され、桧づくりの立派なお堂に生まれかわっており、その記念碑が入口に建てられている。
お堂の中はガラス越しによく見られるようになっており、金色の立派な阿弥陀仏を正面に60センチほどの不動尊立像が二体ある。 その一体の下に、明王院不動明王と書かれてあるのがみえる。しかし六十三番の扁額は中にも外にもみえない。
地元の人達はここを阿弥陀堂といっているが、入口の左に六地蔵があり、その裏に大小30枚ほどの縁泥岩板碑がまとまれており、 一部だけ見たが、嘉暦(1326)年や延文(1356)年の文字がみられることから、昔から、これらがここにあったものだとすると、寺歴は、だいぶ古いことになる。(高島英一著より)

2009年9月10日参拝

御詠歌   ほんのうを たつやつるきの鈴谷村 なへて衆生を まもる明王

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