さいたま市浦和区仲町2−13−22
真福寺を出て、坂を上る。県庁手前を右へ、浦和駅の方へ行く。埼玉会館の脇の道を左に入ると、図書館の隣が玉蔵院である。真福寺から25分の道のりである。
この玉蔵院は弘法大師によって弘仁十一(820)年に建てられたといわれる名刺で、本堂には、大日如来を祀る。本堂の左には、大きな地蔵堂があり、 三間四方の重厚な建築で、入母屋造り、安永九(1780)年の建築と伝えられ、さいたま市の有形文化財に指定されている。
この地蔵堂内に、弘法大師作といわれる、桧の一本木造りの地蔵菩薩像がある。県内最古の地蔵菩薩といわれる。 大きくて古色蒼然とした宮殿に納められているが、この右隣に、厨子があり、不動尊を祀る。木村住職に扁額のことについて伺うと、昔の工事の折に紛失したらしい。
本堂前には巨大な石造物が並べられ、寺歴の古さが偲ばれる。山門脇には阿弥陀堂と鐘棲があり、広い境内にはベンチが並べられ、 天気のよい時は老人たちのいこいの場所となっている。
この玉蔵院にはお墓が見当たらない。ご住職の説明では、昭和10年頃から原山に移転したのだとのことで、原山には、広大な玉蔵院の墓地がある。(高島英一著より)

2009年8月23日参拝

御詠歌   浦和なる 玉を蔵るみ寺には いはねとのりの みちはうこかし

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