戸田市永川町2−11−11
中央通り新曽口南側に入る、新曽氷川神社東側に金剛院はある。
本堂の正面には小さいが鰐口が下がり、右手軒下には半鐘が下がっているのがみえるだけである。
敷地は千坪くらいあるのではないだろうか。
建物の前が広場になっていて、ここで子供を遊ばせている近所の奥さん達にきいても、何という寺かわからないといっている。
墓もみあたらないので裏を探してみると、ブロックをつんで境界にしたその外に、墓石がわずかにみられるだけである。
寺院の隣に、平屋建ての家があるが、雨戸がしめたままで、表札も出ていないし、誰も住んでいないようである。何度ここを訪れても同じ状態だった。
この金剛院の左手に長い参道をもつ新曽氷川神社がある。ひっそりとした奥の神社の脇に、戸田市天然記念物の夫婦柿がある。
土地が高くて庶民に手のとどかないこんにち、両方の土地を有効に利用できないものか、などとつい不心得なことを考えたりする。
平成5年の酉年、ここを訪れると、このお寺の扉が開かれていた。
奥の朱塗りの宮殿の中に60pほどの不動尊が二童子をしたがえている。
角塔婆はたてていないが、三、四人の婦人達は念仏講の仲間で頼まれてきているとのことだった。
現在では、氷川町町会会館として、地域の活動の中心になっているようである。
北足立八十八ヶ所観音霊場26番札所
足立百不動尊42番札所
高島英一著より

2009年7月18日参拝

御詠歌  おうぜうに のぞみをかくる ごくらくは つきのかたぶく にしでらのそら

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送